小野歯科医院
お子さんの虫歯、大丈夫ですか?
更新日:2020年5月30日

全国保険医団体連合会によりますと、去年までの6年間の調査により、学校の検診で「治療が必要」と診断された子供のうち、その後に歯科を受診しない子供が52%以上にのぼることが明らかとなりました。
「乳歯は生え変わるから」という保護者もいるということですが、乳歯の虫歯を放置すると、後からはえてくる永久歯に異常をきたすケースもありますし、 乳歯のうちから歯磨きや治療の習慣をつけないと、永久歯が歯周病になったり虫歯になってしまうリスクが高くなります。
学校の検診でせっかく虫歯をみつけたのなら、早めに治療をしてあげるようにしましょう。
虫歯が小さければそれだけ治療時間・負担も少ないもので済みます。
また、学校の検診で虫歯がないと言われても、集団検診では限られた器材と時間で多くの子供をみるため、実は見えにくいところに虫歯があったというケースはよくあります。
生後6ヶ月から、9歳頃までの子供には仕上げ磨きが必要といわれています。
子供が自分で歯を磨くという習慣をつけ、ブラッシングが上達していくことも大切です。
さらにこの頃は歯の生え変わりなどお口の中も劇的に変化しますので、日々の食習慣に限らず、その時々にしっかりブラッシングのチェックをする必要があり、歯科を受診してどのようなところに磨き残しが出やすいか、どうしてあげれば仕上げ磨きで磨き残しをなくしてあげられるかを保護者がきちんと把握することが理想です。
定期的に歯科を受診し、歯ブラシの磨き方や、本当に虫歯がないのかよくチェックしてもらいましょう。